[社内取り組み紹介!]ペアプログラミングを教育に取り入れてみた

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夏真っ盛り、在宅勤務。
冷房の効きが良くなくて、いろいろ調べておりました。
すると、『南側の窓の雨戸を閉めるとよい』と出てきまして早速試したところ、涼しく感じるようになりました。

大喜びで温度計を見たら、いつもと変わってませんでした。
プラシーボプラシーボ。

でも、学ぶ姿勢や学ぶ機会は大事にしていきたいですよね。
というわけで今回は、「ペアプロを教育に取り入れてみた!」です。

 

目次

  1. 弊社の教育はどんな感じ?
  2. ペアプロとは?
  3. どんな効果が得られている?

 

1. 弊社の教育はどんな感じ?

弊社では、『教育』というと大まかに2つに分けられると思われます。
入社して半年ほど行われる初期教育と、その後の教育です。

まず、初期教育は、その人の経験によって様々なパターンを用意いたしますが、大まかには

  • 外部研修
  • 社内研修

に分けられます。

外部研修では、プログラミングの基礎などを1~2か月ほど学んできていただきます。私も開発未経験で入社して、外部研修でコードの可読性やコード規約、Gitの使い方など、開発者としての生活必需品を手に入れました。
かなり心強い存在です。

社内研修では、リモートでどのように仕事しているのか、実際に開発がどのように進んでいくのかなどを、OJTなどを交えながら私を含むメンバーが指導してまいります。初めから一人で仕事していただくということはなく、まずは社内のメンバーがついているので安心です。

そして初期教育の後は、それぞれの教育になります。
実際に案件に入って業務を行ってもらって、そこで学んでいただくこともあると思いますが、弊社ではその他にも、様々な形で教育が行われています。

例えば

  • 半期ごとに目標を立てて、その達成によりボーナスが加算される制度
  • 外部の講師の方をお呼びする機会や、外部の研修会へ参加する機会
  • 有志によるランチタイムセッション

などがあります。

ただし、これらの多くは人から与えられるものではなく、自分から積極的に参加する内容のものになります。
目標は特に、自分で設定して自分で達成していくことが求められますし、
ランチタイムセッションも、参加するだけでなく自分で開催することで多くのことを学ぶ機会が得られると思います。

そんな中で、私が取り組んでいるものとしてペアプロを行っております。
経験のあるメンバーが、経験の浅いメンバーと一緒に設計や実装を行うことで、若いメンバーを育てる取り組みになります。

 

2. ペアプロとは?

ペアプロとは、ペアプログラミングの略で、1台のPCに対して2人のプログラマが役割分担して実装を進めていく手法になります。
役割は、『ドライバ』と『ナビゲータ』に分かれます。

ドライバは、役割としては実際にPCの前でコーディングを行うものになります。
ナビゲータの補助を受けつつ、一つ一つの処理や実装を完成させていきます。

ナビゲータは、役割としてはナビゲータの補助になります。
実装のレビューをしつつ、全体の実装の進行のとりまとめなども行います。

そして、30分や1時間程度で、役割を交代しながら実装を進めていきます。

メリットとしては、

  • コードレビューを並行して行うため、不具合の早期発見ができる
  • 知識の取得、チーム力の向上が行える

などが挙げられ、
デメリットとしては、

  • 初心者同士で行うと、かえって非効率になる
  • スケジュールを合わせなければならない

などが挙げられます。

 

3. どんな効果が得られている?

上記のような内容のペアプロですが、私の行っているペアプロは、2週間に1時間程度の時間を作り、一緒にコーディングを行います。
その時に取り上げるトピックも、実装が難しい部分や、わからなかった部分などをメインに取り上げて、私が教えながら進行いたします。

45分一緒に実装を進めつつ、最後の15分は振り返りの時間にしています。
振り返りの中では、お互いにフィードバックを行って、実装中には話し合えなかった課題感や問題点、実装での気付きなどを共有します。

実際に効果としては、技術力の向上やコミュニケーションの向上などもありましたが、
リモートワークで働くうえで、自分が教える立場に今後なったときに、どのように教えればよいかについても確認できた 
という声もありました。

私自身も、教えることで技術が身についたり、質問されたことで自分の中であいまいだった知識が浮き彫りになって、改めて学習する機会を得られたりしています。

 

最後に

弊社では、教育として上記で上げさせていただいたことの他にも、様々な取り組みを行っております。
弊社で働きたいと考えてくださったら、ぜひご連絡いただけたらと思います。

また、このような教育のノウハウは社内に対してだけでなく、PowerPlatformの初期教育の事業などにも活かしております。
興味のある方は、ぜひ弊社にご相談いただけたらと思います。

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