Power Platformで何をしているの?DXエンジニアのリアルな業務をご紹介します
DX、業務改善、Power Platform──。
言葉はよく聞く一方で、「結局、何ができるのの?」「うちの業務に当てはまるの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私たちは、Power Platformを活用しながら、単に"ツールを作る"のではなく、現場の業務が回り続ける仕組みとして改善を支援しています。
そのうえで目指しているのは、紙やExcelを置き換えるだけのデジタル化に留まらず、業務プロセスや判断の流れ、運用の仕方まで含めて見直し、成果につながる形へ変えていくことです。(=デジタルを通じたビジネス変革)
この記事では、私たちが日々行っている Power Platformを用いたDX支援の進め方を、実際の支援内容・事例を交えてご紹介します。
「社内DXを検討し始めたばかり」という方でも、「うちの場合はどう進められそうか」を検討する際の参考になれば幸いです。
目次
1. 私たちが提供しているメニュー
私たちはPower Platformを活用したDX支援を、「相談 → 作る/育てる → 定着させる」 まで一気通貫で提供しています。
- 技術支援:お客様が作る前提で、仕様検討・技術検証・疑問点解消を伴走
- 開発支援:業務要件を踏まえたアプリ・自動化フロー・可視化・AIエージェントの構築
(Power Apps / Power Automate / Power BI / Copilot Studio / Power Pages) - 教育支援:Power Platformのスキル育成を実践形式で研修支援
- 定着継続支援:属人化やエラー、ガバナンス不安など"導入後のあるある"を診断~改修~継続支援
- ハッカソン・アイディアソン支援:業務課題を持ち寄り、短期間で形にするイベント型支援
- 導入コンサルティング:Power Platform導入や運用の考え方、進め方の支援
本記事では、上記の中でも 【開発支援】 に関する業務をご紹介します。
2. Power Platform×DX支援で提供する価値
まず最初にお伝えしたいのは、私たちの役割は 「言われたものを作る人」ではない ということです。
私たちの役割は、デジタルを手段に "業務と意思決定の流れ" を変え、成果が出る状態まで伴走するパートナーです。
目指すのは次の状態です。
- 効果が出るテーマ選定:現場の困りごとを整理し、工数削減・品質向上・リードタイム短縮など成果に直結する打ち手に絞る
- プロセスが回る仕組み化:属人化・二重入力・手作業を減らし、標準化された運用に落とし込む
- 作って終わりにしない定着支援:利用者目線の設計+展開・運用まで支援し、"使われ続ける"状態をつくる
- 内製化まで見据えた設計:権限・データ設計・ルールを整え、必要に応じてお客様が自走できる状態へ
3. 支援の進め方
「何から始めればいいか分からない」状態でも大丈夫です。課題整理から設計・運用まで、成果に向けて伴走します。
- ヒアリング・業務理解
- 業務フローの整理
- 現場の「困りごと」を言語化
- 課題整理・改善案の検討
- いきなり作らない
- 既存ツール・運用を尊重
- Power Platformによる【設計・開発】
- Power Apps / Power Automate / Power BI
- 現場で使いやすく、運用しやすい形に設計して作成
- テスト・展開・運用支援
- 作って終わりにしない
4. 実際のDX支援事例
事例①:【製造業】品質検査・不適合対応の"滞留と属人化"を解消し、判断スピードを上げた例
Before
- 検査結果や不適合情報が紙/Excelに散在し、根拠追跡が大変
- 是正処置が担当者依存で、抜け漏れ・遅延が発生
- 進捗確認の問い合わせが多く、現場と管理側の負担が増える
支援内容(Power Platform)
- SharePointで検査/不適合データを一元化(品番・ロット・写真・判定根拠)
- Power Appsで入力/検索/履歴参照を整備(現場で迷わないUI)
- Power Automateで期限通知・エスカレーション・承認フローを自動化
- 必要に応じてPower BIで滞留・再発傾向を可視化し、改善活動に接続
After
- "問い合わせ"ではなく"画面"で状況把握でき、対応が前に進む
- 抜け漏れが減り、品質対応の再現性と監査耐性が上がる
- データが残ることで、再発防止が根拠ベースで回り始める
事例②:【製造業】設備点検をDataverseに集約し、申し送りとタスクをTeamsで"見える化"して保全対応を前に進めた例
Before
- 設備点検の記録が紙/Excel/個人メモに分散し、履歴や傾向が追いづらい
- 申し送りが口頭/チャット頼みで、伝達漏れや「言った・言わない」が起きる
- 対応すべき作業が担当者の頭の中に残り、優先度・期限・進捗が見えない
- 状況確認の問い合わせが増え、対応が後手になりがち
支援内容(Power Platform)
- Dataverseに設備台帳/点検記録/異常・是正履歴/申し送り/対応タスクを集約(設備IDで紐付けて一元管理)
- Power Appsで点検入力(スマホ/タブレット)+写真添付+異常時はワンタップで「申し送り」起票
- 申し送り起票と同時に、Dataverse上で対応タスクを自動生成(担当・期限・優先度・ステータスを標準化)
- クラウドフローでTeamsへ通知(チーム/チャネル投稿、担当者メンション、必要に応じて確認依頼)
- 期限が近い/超過したタスクは、Teamsへリマインド → 未対応はエスカレーション通知まで自動化
- Power Apps上で「担当別の未完了」「設備別の滞留」「申し送り一覧」を見える化し、現場の朝会/引継ぎでそのまま使える形に
After
- 点検→申し送り→タスク化が一本化され、漏れなく"前に進む"運用に変わる
- 担当/期限/進捗が見えるため、口頭確認や探し回りが減り、対応の優先順位が付けやすくなる
- 履歴が設備単位で残ることで、再発防止や予防保全につなげやすくなる
5. 支援で大切にしていること
Power Platformは強力ですが、やり方を間違えると「使われないツール」が生まれやすい領域でもあります。
だからこそ、私たちは次の点を重視しています。
- ツールありきで進めない(業務の目的 → 手段の順で決める)
- 業務・人・背景を尊重する(現場の制約を前提に設計する)
- 小さく始めて、着実に改善する(まず1プロセスを成功させる)
- 「作る」より「使われ続ける」ことを重視する(運用設計までやる)
そしてもう一つ、DXとして大切にしているのが、改善が"点"で終わらず、次の改善につながる状態を作ることです。
データの持ち方、権限、運用ルールまで含めて整えることで、成果が継続しやすくなります。
6. 私たちの強み
私たちの強みは、Power Platform活用を
「課題整理(コンサル)・技術支援・開発・教育・運用保守」 まで幅広く支援できることです。
だからこそ、どの切り口からご相談いただいても部分最適に寄らず、業務全体と運用まで見渡したうえで、成果につながる最善策を提示できます。
- 成果につながる"テーマ選定"ができる:困りごとを整理し、効果が出やすい改善ポイントに絞ります。
- 業務が回る"仕組み化"まで設計できる:入力・承認・通知・データの持ち方まで含め、属人化や抜け漏れが起きにくい形にします。
- 定着と継続改善まで見られる:教育・展開・運用保守までつなげ、改善が止まらず積み上がる状態をつくります。
「全部任せたい」でも「一部だけ」でも、そして「まだ整理できていない」でも大丈夫です。
まずは現状を一緒に整理し、成果に直結する最善の進め方を選定していけます。
7. まとめ
DXは小さな改善の積み重ねです。
Power Platformは、その改善をスピーディに形にするための有効な手段になります。
ただし私たちが目指しているのは、単に「デジタルに置き換えること」ではありません。
業務の流れや判断の仕方、運用の回し方まで含めて整え、成果につながる状態へ変えていくことです。
もし今、
- 「どこが課題か分からない」
- 「現場が忙しくて改善まで手が回らない」
- 「Power Platformを使いたいが、設計や運用が不安」
という状態なら、何から始めればいいかの整理からご一緒できます。
まずは"現場で詰まりやすいポイント"を洗い出すところからでも大丈夫です。
ぜひ下記のお問合せボタンから、弊社にお気軽にご相談ください。
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