技術だけじゃない!社内制度を活用した学びと取り組みについて
皆様お久しぶりです。
「IT業界は絶え間なく変化がある業界です。そのため日々技術力を向上してスキルアップしていく必要があります。」って
あちこちで見かけますよね。
・・・・ちょっと待ってください!
確かにエンジニアとしてスキルアップしていくことはとても重要ですが、
技術だけでなく"マネジメントスキル"や"コミュニケーションスキル"を磨くことも重要ではないでしょうか。
弊社では「技術以外」の学びも重要視しており年に1~2回程度、個別の外部研修を受講することができます。
人事部に内容を相談したうえで、学びたい分野の講習を受けることができます。
それ以外にも社内の取り組みで自身のマネジメント力の向上を図ったり、
チームビルディングを通じて働きやすい環境を作ることに取り組んでいるメンバーもいます。
ということで今回は私の過去1年間の取り組みを振り返りながら、学びや成長のポイントを共有します。
1. 外部研修での学び
(1) 受けた研修と得られた知見
私が受講したのは「中堅社員向けのマネジメント講習」と「ファシリテーション技法やマインドセットを習得する講習」の2種類の講習に参加しました。
- 中堅社員向けのマネジメント講習
中堅社員に求められているスキルや、チームメンバーのマネジメントだけでなく
上司や自身までもマネジメントするための考え方を学びました。
- ファシリテーション技法やマインドセットを習得する講習
1on1やチーム内で議論をする際になかなか意見や本音がでてこない。特定の人だけが話してしまう。
といった課題があった際に有効なファシリテーションツールについて学びました。
座学だけでなく実際にツールも利用することでチームビルディングにおける
「見える化」「言える化」を体系的に学びました。
特に印象に残ったのは「上司の視点から見たときの景色が自分とは異なっていることを理解する」という内容でした。
テキストコミュニケーションに苦手意識のあった私ですが、
講習を受けたあとは本当の意味で相手のことを考えて文章を作成できるようになったと思います。
(2) 社内メンバー間で共有
各々が外部研修で学んだことの中で、社内にも適用できそうな内容があれば社内のミーティングで共有することもあります。
それぞれが講習で学んだことを共有することで、自身だけでなく他のチームやプロジェクトで活かせるようにしています。
2. 社内での取り組み(Management 3.0)
(1) なぜ取り組みを行ったのか
もともと今後のキャリアアップに向けて、自身のマネジメント力を向上させたいと考えていました。
そのとき、メンバーから「Management 3.0 を一緒に学ぼう!」と声を掛けてもらったことから取り組みがスタートしました。
Management 3.0 とは、自己組織化や奉仕型リーダーシップといった考え方を取り入れた、新しいマネジメントのアプローチ手法です。
ただ指示を出すのではなく、チーム全体が主体的に動ける環境を作ること を重視しており、メンバーの成長を促しながら組織を強くすることを目的としています。
最初はManagement 3.0の書籍を買って読んでいたのですが
その書籍の中に取り組み事例がいくつも載っており「社内で実施したら面白そう!」と感じた取り組みがあったので上司に相談してイベントを行いました。
(2) 実際に行った内容
- ムービング・モチベーターズ
4~5人くらいのグループに分かれて社内のメンバー全員で実施しました。
ムービング・モチベーターズを行うことで、チームメンバーの大事にしている価値観を知ることができます。
各々がどういうことでモチベーションが上がるのかを可視化することができました。
- 自己紹介イベント
これはManagement 3.0に書いていたイベントではないんですが、Management 3.0を通して相互理解の重要性に気づいたので、お互いのことを知れるようなイベントをしたいと思い開発部内で自己紹介イベントを実施しました。
業務をしているだけだとわからない趣味や学生時代のエピソードなどのお互いのプライベートな部分をメンバー間で共有しました。
改めて実施すると、普段のコミュニケーションでは話さないような内容も多く、お互いを知る良い機会になりました。
(3) 実施した後の話
メンバーからも好評で、
「最近入社したメンバーとムービング・モチベーターズを実施したよ」と報告してくれるメンバーもいました。
今後も定期的に開催し、お互いを知れる場にしていきたいとおもいます。
3.社内での取り組み(心理的安全性)
(1) なぜ取り組みを行ったのか
マネジメント力を向上するために書籍を読んだり、イベントを実施するなかで心理的安全性を高めることの重要性に気づきました。
今後マネジメントを行うにあたり、建設的に意見を共有し高め合える関係性を作るためにどのようなことを意識すればいいのかを学ぶため心理的安全性に関する書籍を読むことにしました。
(2) 心理的安全性とは
心理的安全性とはチーム内で自分の意見や考えを安心して伝えられる状態を指します。
心理的安全性を高めることで、ネガティブな内容であっても意見を言い合えたり、不要なストレスが減ったりパフォーマンスが向上することが見込めます。
(3) 得られた知見
リーダーとしてどういう振る舞いや行動を行うことで、チーム内の心理的安全性を高められるのか具体例を交えて学び、
普段意識していなかった視点で多くの気づきがありました。
学んだ内容の中で特に印象に残っているのは「自身も率先して自己開示を行う」という内容です。
振り返ってみると私自身、周囲のメンバーに対してあまり自己開示をしていませんでした。
"何を考えているかわからない人"と仕事をするのは不要なストレスを与えることにつながると気付けたので、
今後は相手のことを知るだけでなく、自分の"考え"や"求めているもの"をしっかり相手に伝えたうえで、
コミュニケーションをとっていきたいとおもいました。
今後にむけて
この1年間、技術面だけでなくマネジメント力向上のために学習やイベントを企画してきました。
自身のスキルアップのために今後も新しいことにチャレンジを続け、より良い組織作りに貢献していきたいと考えています。
最後に
弊社では、技術面だけでなく人材育成の視点でもさまざまな取り組みを行っています。
チームと共に成長したい方、マネジメントや教育などの分野でも活躍したい方を歓迎しています。
興味のある方は、ぜひ採用フォームからご応募ください!
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