【学習例付き】PL-200 認定を取得しよう!【Microsoft Power Platform 業務コンサルタント認定試験】
先日 PL-200 認定試験を受験し、無事合格、認定を取得することができました。その時に感じたことや学習方法などについて記事にしてみようと思います。
PL-200 認定試験とは
PL-200 認定試験とは、Microsoft Power Platform 業務コンサルタントの認定試験です。
試験 PL-200: Microsoft Power Platform 業務コンサルタント - Certifications | Microsoft Learn
評価されるスキル範囲については下記に記載しています。
評価スキル(学習範囲)について
学習範囲は以下の学習ガイドに記載されています。定期的に評価スキルは変更されますので、必ず学習を始める前に確認しましょう。
試験 PL-200: Microsoft Power Platform 業務コンサルタントの学習ガイド | Microsoft Learn
【参考】執筆時点での評価スキル概要
- Microsoft Dataverse を構成する (25 - 30%)
- Microsoft Power Apps を使ってアプリを作成する (25 - 30%)
- ロジックとプロセスの自動化の作成と管理 (25 - 30%)
- 環境の管理 (15 - 20%)
上記リンクに詳細は記載されていますが、私の認識では以下のような評価イメージでとらえています。
- Dataverse の標準機能をすべて理解している
- Power Apps モデル駆動型の標準機能をすべて理解している
- Power Pages を構築できる
- Power Apps キャンバスアプリをある程度理解している
- Power Automate クラウドフローをある程度理解している
※開発による拡張領域は除く。
認定を受けると何ができるようになりますか?
認定の範囲のスキルを習得することにより、以下の事ができるようになります。
- 適切に Dataverse を活用することができるようになります。
- Dataverse 標準機能でなにができるか、できないことはなにかなどがわかるようになります。
- 適切な機能やソリューションを選定し、利用することができるようになります。
- 最小のコストで最大の効果を得られるようになります。
どんな人におすすめですか?
上記から分かる通り、この認定のコアは Dataverse(モデル駆動型)です。Dataverse のすべての機能と関連する範囲の製品について知識を評価されます。ですので、Dataverse(モデル駆動型)をきちんと学びたい方に特におすすめの認定です。
逆にキャンバスアプリや Power Automate クラウドフローの構築知識についてはあまり求められないため、そちら重視の場合にはアンマッチです。
上位の認定で PL-200 と PL-400 でどちらを取得しようか悩んでいる方には、PL-200 をおすすめします。私はどちらも取得していますが、こちらのほうが有意義に感じました。
PL-200 認定を受けて感じた意義
今回 PL-200 認定を受けて、というか受けるための勉強を通して大きな意義を感じることができました。それは、Dataverse(Power Apps モデル駆動型アプリ)の機能全体をしっかり把握することができたという実感を得られたことです。
普通のことを言ってしまっていますが、今までも概ね全体は把握しているつもりでした。ですが、評価スキルを1つ1つ確認し、不足している知識を確認して学習していくプロセスは今まであやふやだった知識を埋めていくような感覚で非常に楽しみながら学習を進めることができましたし、さらに認定を取得することで自信をもって自分が試験範囲を理解したことを確認することができました。
全体として、PL-200は非常に有意義な認定に感じました。迷っている方にはおすすめです。
知識習得のために学習しましょう
認定取得のための学習として、大きく2つのスタンスに分かれると思っています。
- 認定を取得するために学習する方
- 知識を付けるために認定を利用する方
私は今回後者のスタンスで学習を行いました。効率的な学習を行うのではなく、一つ一つ評価スキルを確認し、不足している知識を丁寧に穴埋めしていきました。結果として、認定を受けられた後には非常に充実感を感じています。実務での利用を前提としている方には、後者のスタンスで学習することをおすすめします。
学習方法について
以下から実際の学習方法について記載しています。
はじめに学習範囲を確認します
学習範囲の確認は大切です。例えば、直近の変更で以下の要素が削除されています。
- Power BI の領域の要素
- Power Virtual Agensts の領域の要素
これは影響の大きな変更です。こういうこともありますので、必ず確認しましょう。
試験対策講座を視聴します
試験対策講座がある場合には、非常に役に立ちます。動画が古い場合もあるので、それだけでは厳しいこともありますが、全体を学ぶにはやはりありがたい存在です。用語の変更や範囲の変更を把握しつつ、学習を進めます。このとき、不明点などをメモしながら進めます。
不明点を確認します
公式ドキュメントやトレーニングを確認して不明点を確認します。また、設定方法などについては実際に試してみます。動画の内容は古い場合もあるため、疑問に感じた箇所は実際に確認すると良いです。
評価スキルを確認していきます
学習ガイドに記載されている評価スキルにチェックボックスをつけ、一つ一つ確認していきます。自信のない項目はドキュメントやトレーニングを確認したり、実際に作成や設定を行ってみます。
トレーニングの知識チェックを行います
PL-200 関連のトレーニングの知識チェックを行い、知識を確認していきます。不正解があった場合にはトレーニングの内容を確認します。
公式の練習問題を解きます
Microsoft 公式から練習問題が提供されています。50問ほどですが、実施のたびにある程度入れ替わるので全体ではもっとあります。繰り返し受けることができますので、80%以上取れるようにしておきましょう。
まとめ
私が感じた認定を受けることの意義や学習方法について記載してみました。先にも述べていますが、PL-200 認定を受けて(学習を行って)モヤが晴れたような充実感を感じています。Dataverse なんとなく理解しているが、なんだか結局よくわかってない・・・という方は、認定取得をきっかけに学習してみてはいかがでしょうか。その際には、私の学習方法もご参考にしていただければ幸いです。
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