Microsoft Graph APIを使ってPower BIでPlannerの情報を取得する!

DALL-E3で画像生成をデザインの実務で使えるか試してみた.jpg最近とうとう、睡眠の質の悪さに耐えられなくなって枕を買い換えました。

半分オーダーメイドみたいな形のものを
ベテラン感のあるお姉様についていただき、
寝たときの頭・首・肩の高さや呼吸を見て綿やビーズの量などを調整してくださいました。

4万しました。

4万を頭の下に敷いて寝てると思ったら眠れなくなるんじゃないかと思ったんですが、
ちゃんと眠れて安心しました。

『眠る』と『寝る』の使い分けに悩んでいる池田です。

さて、そんな塩梅で体調も良いので、本日はいつものPower Platformからさらに一段階深いところに挑みます。

今回のテーマは

Microsoft Graph APIを使って、Power BIでPlannerの情報を取得する!

Power Platformをやっていると聞いたことはあるGraph API。でも、なんか敷居が高そうで踏み込めないGraph API。
そんなお悩みを解決していきたいと思います。

いつも通り「概要なんて知ってるから、はよ使ってるところ見せんかい!」という方は、爆スクロールしてください。(ページ内リンクがなくて申し訳ない......)
また、こちらもいつも通り、ブログの内容は公開時点(2024年)の情報になります。ご了承いただけたらと思います。

目次

  1. Microsoft Graphの概要
  2. 実際に使ってみよう、の前に注意点!
  3. 実際に使ってみよう

1.Microsoft Graphの概要

公式の概要はこちら

Microsoft Graph は、Microsoft 365 のデータとインテリジェンスへの入り口です。 Microsoft Graph は、Microsoft 365、Windows 10、および Enterprise Mobility + Security の膨大な量のデータにアクセスする際に使用できる統合型プログラミング モデルを提供します。 Microsoft Graph の豊富なデータを使用して、数百万人のユーザーを操作する組織やコンシューマー向けのアプリを作成できます。

と記載されています。

私はわかりにくかったので、一言でまとめてみます。

Microsoft 365の色んなところにプログラムからアクセスできるやつ、始めました
冷やし中華ではないですが、こんな感じです。

従来、SharePointとかOutlookとかからデータを取得しようと思ったら、それぞれに合わせて接続の設定をする必要がありました。
それを、データを出し入れしたいところの指定をしてあげれば、同じやり方で色んなデータにアクセスできるようにしたものがMicrosoft Graphになります(従来といってもMicrosoft Graphも2015年くらいからあるみたいですが)。

そして、実はPower Platformのコネクタも、後ろで動いているのはこのGraph APIだと言われています。
「開発者向けすぎてマジムズくね? 簡単に操作できるようにデコらね?」ってことです。

なので、Power PlatformをやっているとGraph APIの話などが出てきますし、
Graph APIを理解すると、Power Platformの理解も進みます。

ギャルの感性が平成中期頃なのは許してください

2.実際に使ってみよう、の前に注意点!

これ、実は誰でも簡単に使えるものではないんです。
「プロの開発者向けだから」みたいなことではなく、物理的な壁みたいなものがあります。

公式にPower Automate用のチュートリアルがあるので、こちらを見ていきましょう。
手順のしょっぱなからAzure管理権限が必要になります。

これは、誰でも彼でもSharePointやOutlookなどのデータにアクセスできてしまっては、困るからです。

社内の開発などでご利用される際は、現状で利用可能なのか・どの範囲で利用できるのかなどを、社内の規定や管理者の方などに確認しましょう。

3.実際に使ってみよう

お待たせしました。
実際にBIでPlannerの内容を表示していきましょう。

まずは、PlannerのGraph APIにつて確認しましょう。
公式のドキュメントはこちらになります。

確認してみると、プラン内のタスクを取得するURLは下記のようです。

プラン内のタスクを表示 GET https://graph.microsoft.com/v1.0/planner/plans/{id}/tasks

この {id} のところに、表示したいプランのIDを入れます。

じゃあそのIDはどこから取得できるのかというと、PlannerのURLから取得できます。
表示したいプランを、ブラウザで表示してみましょう。

ikeda_10_04.png

今回は、テスト用に作成した上記のプランを使用します。
こちらのURLを見てみると最後の方が、

planId=XXXXXXXXXX-XXXXXXXXXXXXXXXXX

というような形になっています。
この『XXXXXXXXXX-XXXXXXXXXXXXXXXXX』の部分が {id} の部分に入る値になります。

ここまで確認が出来たら、あとはBIで接続しましょう。

BIのファイルで新しく空のレポートを作成して、『データを取得』を押下します。
ikeda_10_01.png

一番下の『その他』から、『OData フィード』を選択して『接続』を押下します。
ikeda_10_02.png

『URL』に先ほどの {id} の部分にプランのIDを入れたURLを入力して、『OK』を押下します。
ikeda_10_05.png

そうすると読み込みのプレビュー画面が出てきます。
横にスクロールすると、ちゃんとタスクが取得できているのが確認できます。
ikeda_10_06.png

あとは読み込みをして、Power Queryなどで好きな形に加工して表示すれば、こんな感じです!
(追加でバケットなどもGraph APIで取得しています。)ikeda_10_07.png

最後に

今回は、Graph APIを使用したPower BIでのPlannerの表示方法についてご紹介いたしました。

弊社では、上記のようなPower BIの開発はもちろん、他にも

  • Power AppsやPower Automateの開発
  • Power Platformの導入支援や技術支援
  • Power Platformのハッカソンの支援・ファシリテート

など、様々な形でPower Ploatformに関するサービスを提供しております。

興味のございます方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。

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