先日 【SC-900】Microsoft Certified: Security, Compliance, and Identity Fundamentals 認定を取得いたしました。ということで、せっかくなので記事にしておこうと思います。少しでもセキュリティやコンプライアンス領域に関心のある方に広くおすすめしたい認定です。

【SC-900】Microsoft Certified: Security, Compliance, and Identity Fundamentals とは

Microsoft サービス全体のセキュリティ、コンプライアンス、IDの基礎に関する認定です。SC-900 の試験を受験することで、認定を受けることができます。

Azure AD（Entra ID）での認証と認可であったり、情報漏洩や個人情報保護の対策、Azure や Microsoft 365 などでのセキュリティ構成についての概要を理解していることを証明できます。

Microsoft 認定: Security, Compliance, and Identity Fundamentals - Certifications | Microsoft Learn

SC-900 の意義や目的など

この領域を学ぶことでゼロトラストセキュリティや Microsoft のセキュリティ構成の概要について理解することができ、適切に Microsoft のクラウドサービスを活用するための基礎知識を得ることができます。

難しい試験ではないため、非開発者の方でもセキュリティに関心のある方にはおすすめです。IT部門と会話する機会がある方にも役に立つはずです。

Power Platform 方面での意義においては、Power Platform は多くの Microsoft 内外のサービスと連携することができる製品です。そのため、活用を広める際にはセキュリティ等に関する話題が上がることが度々あります。この認定を取得することでセキュリティやコンプライアンス上の課題について Microsoft サービスをどのように構成していくべきか理解し、検討を進めることができるようになるはずです。

個人的におすすめな対象者

Microsoft 365 や Power Platform、Azure などの領域でセキュリティやコンプライアンス、情報漏洩対策や個人情報保護などに関する知識を必要とする方におすすめです。

開発者のみならず、関心のある市民開発者の方にも個人的にはおすすめしたいです。特に組織の Power Platform 活用を推進する立場の方には有用な認定だと思います。

試験範囲（評価されるスキル）

試験で問われるスキルについては変更される場合があります。最新情報については以下のページを参照ください。

試験 SC-900: Microsoft セキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎の学習ガイド | Microsoft Learn

私の勉強方法

試験対策講座がMicrosoftから提供されています。

SC-900 : Microsoft Security, Compliance, and Identity Fundamentals 試験対策

また、準備用のラーニングパスが提供されています。（下記パート１からパート４）

Microsoft のセキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎: セキュリティ、コンプライアンス、ID の概念について説明する - Training | Microsoft Learn

上記の動画をメモしながら見たり、ラーニングパスを一通り進めるなどして学習を進めました。正味３日ほどの学習時間です。

結果として、850点以上で合格できています。

取得してみた感想

元々端々の知識はあったのですが、改めて全般的に学び直すことで頭をスッキリさせることができました。実務に役に立つ知識が得られたと感じています。セキュリティやコンプライアンスの課題が出たときに、「あのへんかな？」と確信を持って当たりをつけて検討を進められるかどうかだけでも違いはあると思います。

セキュリティやコンプライアンスの話題は避けて通れない分野ですので、多くの方におすすめしたいと感じました。

まとめ

短期間の学習で取得可能であり、Microsoft のセキュリティやコンプライアンス領域について概要レベルですが全般的に理解することができます。

少しでも関心のある方は、この記事を見たことをきっかけとして是非取得してみてはいかがでしょうか。個人的におすすめの認定です。

試験 SC-900: Microsoft セキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎 - Certifications | Microsoft Learn