[知っておくと便利!]ソリューションを使ったアプリケーションの移行~from Power Apps for Teams to Power Apps for Teams ~

今回は真面目な記事です。前回の記事とのテンションの落差で高山病になりそうですが、張り切ってやっていきましょう。
今回のテーマはタイトルの通り『Power Apps for Teams から Power Apps for Teams へ、ソリューションを利用したAppsやAutomateの移行』です。

Power Apps for Teamsでの開発を行った際にちょっとつまずいたので、記事にします。
皆様の参考になれば幸いです。

今回は、アプリやテーブル(Dataverse for Teams)などは作成済みであることを前提として、記事を書いていきます。

目次

  1. ソリューションの作成
  2. 移行するものやコンポーネントをソリューションに入れる
  3. ソリューションのエクスポート
  4. ソリューションのインポート

1.ソリューションの作成

ソリューションの作成を行う画面への道のりは、下記のようになっています。

  1. Power Apps for Teams を開く(メニューにない場合は、下の『...』から開く)

ikeda_3_01.png もしくは ikeda_3_02.png

  1. 上の方にある ビルド を押下する

ikeda_3_03.png

  1. 移行したいアプリやフローのあるチームを選択する
  2. アプリの一覧みたいなやつの下にある すべて表示 を押下する

ikeda_3_04.png

  1. 左側のメニュー的なところから アプリ を選択する
  2. 上の方にある Power Apps で開く を押下する

ikeda_3_05.png

  1. 既定のブラウザでPower Appsのページが開かれたのを確認
  2. 左上の方にある ソリューションに戻る を押下する

私は Google Chrome が既定になっているのでChromeが開いています。
ikeda_3_06.png

  1. 『+新しいソリューション』 から、ソリューションを作成する。

ikeda_3_07.png

ソリューションの作成自体は、よしなにやってください。開発元とか、迷ったら一番上を選べばいいと思います。

2.移行するものやコンポーネントをソリューションに入れる

  1. 作成したソリューションを開く
  2. 左側の『すべて、アプリ、クラウドフロー......』みたいに並んでいるメニューで、自分が『すべて』にいることを確認

画面は『すべて』から移動しない!
いつの間にか移動していたら、必ず『すべて』に戻ってくること!

  1. 上の方にある 既存を追加 から、移行したいアプリやフローを選ぶ

ikeda_3_08.png

途中で『自動』とかよくわからん日本語の訳が出てくることがありますが、後戻りできるのでこの辺は恐れずに選択していきましょう!

  1. 追加したアプリやフローの名前の横にある ... を縦にしたみたいなやつを押下して、必須コンポーネントの追加を選択する

ikeda_3_09.png

  1. 必須コンポーネントの追加で追加されたものたちにも、必須コンポーネントの追加を行っていく


多分、アプリ・フロー・テーブルの3種類のものをすべてやれば大体大丈夫だと思います。
ソリューションをインポートした時に依存関係とかでエラーが出たら、必須コンポーネント追加する作業が漏れてる可能性が大です。


3.ソリューションのエクスポート

ソリューションの一覧の画面に戻り、エクスポートを選択します。

ikeda_3_10.png

あんまり言うことないです。
鯛焼きでも飲みながら、出力されるのを待っていてください。

zipファイルは、そのまま使うので解凍しないでください。

4.ソリューションのインポート

こちらもあんまり言うことないです。
『1.ソリューションの作成』の『手順4』で、移行先のチームを選択して『すべて表示』を押下すると、右上の方に『インポート』があるので、そこから出力したソリューションのzipファイルをインポートしてください。

ikeda_3_11.png

zipファイルのまま、選択してください。


エラーが出た場合は、エラーの内容がTeamsの方だとわかりにくいので、
『1.ソリューションの作成』と同じ手順で移行先のチームのPower Appsのソリューション画面を開いて、そこからインポートするとエラーの内容が少し分かりやすいかもしれません。
ikeda_3_12.png


インポートに成功したら、コネクターの接続とかいろいろ聞かれると思うので、よしなにやってください。
全部ちゃんと接続先がある状態になっていれば、大丈夫です。

以上!

と言いつつ、環境を変えたらAutomateのファイルの参照先とかが変わったりするので、シナリオテストを行ったりして動作確認をしましょう。

最後に

弊社ではPower Platformの導入支援や、技術支援、受託開発などを行っております。開発いたしましたアプリケーションの移行も、上記で解説させていただいたような方法で行っております。
興味のございます方や、受託開発を行ってほしいということがございましたら、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。

ではまた。

参考

Power Apps のソリューション - Microsoft Docs

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