[資格取得してみました!] Microsoftの認定試験 PL-100取得体験記

image.png フロッグポッド代表小林です。

前回のPL-900取得体験記に続き、PL-100: Microsoft Power Platform App Makerを受験して合格することができました。
見てください!サティア・ナデラさんのサイン入りの合格証明書ですよ!
嬉しいですねー(笑)

Fundamentalsという初級の資格から一歩進んで、Associateという専門的な資格を取得する際に行った、勉強方法や試験の注意点などをまとめた体験記です。

PL-100 試験資格の概要

受験者は自己完結型であり、主要な職務の一部として発生する問題の解決に重点を置いています。 また、Microsoft Power Platform、Microsoft Teams、および Microsoft 365 のアプリとサービス、サードパーティ ソリューションなどのアプリの機能に接続し、それを利用することができます。 受験者には、利用できるツールの機能と制約を理解する意欲があり、その応用方法を理解することが求められます。

ちょっとわかりにくい文章ですよね。
超訳すると、Microsoft Power PlatformやTeams、Office 365、他のアプリの制約や機能を理解し、応用することで自分で問題を解決でき、仕事を効率化することができるか試される資格ということです。

取り組んだ理由

前回のPL-900からAZ-900を受験し入門編の試験は合格できたので、Power Platformの専門的な知識を試されるPL-100を受験し、更に自分の知識を深めて実績にしてみたいと考えたからです。

私は、普段は管理業務をおこなっているので、Micorosoft 365のサービスや管理機能を含む知識が断片的なところもあり、改めてアプリ開発者(App Maker)としての知識を学び直したことは、新しい発見や学びにつなげることが出来ました。

また、当社では資格取得を推進しており、エンジニア個人としての価値向上を応援しています。
大変ありがたいことに当社は優秀なスタッフに恵まれており、開発エンジニアのメンバーも然ることながら、営業ロールのスタッフでも、セキュリティから開発の資格をもっており、ランチセッションから勉強会の開催など。毎日学びが多く素晴らしい環境です。

深い知識を持つスタッフが教えてくれる学びは、経営者の私も大いに刺激となっていまして、ロールは違いますが自分の実績をカタチにしたいと思い受験を志しました。

学習に利用したコンテンツ

Learnにはさまざまな学習コンテンツが無料で提供されています。

PL-100試験概要

まずは試験範囲と概要を知ることをお勧めしますので、下記ページで出題傾向などを確認しましょう。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/resources/study-guides/PL-100

Microsoft Learn

試験対策としては、Microsoft Learnを中心に、手を動かして覚えました。
最近のLearnは、文章での解説以外に、実際に画面で動かして学べる仮想マシン環境を準備してくれています。
ブラウザ内に仮想マシンを起動できる素晴らしい設計となっていまして、ライセンスを購入しなくても学ぶことができます。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/exams/pl-100/

Exam Topics

PL-100の試験問題が掲載されているウェブサイトです。すべて英語なので翻訳機能を使って利用すると良いのですが、唯一の欠点は回答が間違ってるところがあります、、、
表示される回答は信じず、Discussionボタンを押して、有識者が回答を議論した結果をみて判断しましょう。
https://www.examtopics.com/exams/microsoft/pl-100/

Practice Assessment for Exam PL-100: Microsoft Power Platform App Maker

50問の試験問題をMicorosoftが提供してくれるようになりました。
これはホントに嬉しくて、Learnの途中に簡単な問題は出てくるのですが、もっと練習問題が欲しいと思っていたので、公式の問題集の登場はとても嬉しいです。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/exams/pl-100/practice/assessment?assessment-type=practice&assessmentId=63

お得に試験を受験する方法

皆さんは「マイガク」というサービスをご存じでしょうか?
Microsoftのマイガクは、Microsoftが提供するオンライン学習プラットフォームです。ビジネススキル、データサイエンス、クラウドコンピューティング、人工知能など、幅広いトピックについてのコースが提供されています。また、ビジネスやITに関する課題解決のためのツールやリソースも提供されており、利用は無料で、自分のペースで学習できるため、仕事やプライベートの時間を合理的に活用しながらスキルアップができます。

常時開催されている下記講習は、登録して30日以内にLearnの学習を終わらせると、Pl-100の受験費用が半額になります。 勉強が遅れていると定期的にメールでお知らせしてくれるので、大変助かりました。

「30 日間で習得シリーズ Power Platform App Maker」
https://micug.jp/event/30-days-learn-it-power-platform-app-maker/

PL-100試験内容と当日の対策

<出題範囲>
•ビジネス ソリューションの設計 (20 から 25%)
概要設計を作成する
Microsoft Power Platform のコンポーネントを特定する
ビジネス ソリューションに必要な Microsoft Power Apps アプリの種類を決定する
ビジネス ソリューション用のユーザー インターフェイス (UI) を設計する
ビジネス ソリューション用のレポートと視覚化を設計する

•ビジネス ソリューションの設計 (10 から 15%)
Power BI ダッシュボードを作成して使用する
AI Builder モデルについて説明する

•ビジネス ソリューションの設計 (60 から 65%)
開発中に Microsoft Power Platform コンポーネントを管理する
モデル駆動型アプリを作成する
キャンバス アプリを作成および管理する
キャンバス アプリの画面を作成する
Microsoft Dataverse を構成する
Power Automate フローを作成する
Microsoft Teams で Microsoft Power Virtual Agents チャットボットを作成する。

普段アプリを開発されている人でも、AI Builderやモデル駆動型アプリなどは、もしかしたら馴染みも少ない方が多いかも知れませんので、ぜひ一度手を動かしてから受験してもらえると良いと思います。

受講に関する注意事項

今回は、自宅受験を行いましたが、この準備が非常に大変でした。
初めて受験される方への注意事項として共有させていただきます。

•自宅の際には環境に注意してください。当日カメラで試験を受ける環境が整っているのかチェックが入りますが、モニター類などがある場合には、その部屋では受けることが出来ません。
また受験中は、部屋には誰も入れてはなりません。家族や子供さんのいらっしゃる方などは十分にご注意ください。私は小さな息子が隣の部屋で歌を歌っていたことで、一度試験を中断されました。
確実に試験を受けたければ、試験会場をオススメします。

•試験パターンは変わるかも知れませんが、私が受験した際には、
・前半:40問程度の選択肢問題
・後半:業務課題が掛かれた文章を読み解き回答する問題
この2部構成でした。
PL-900と同様かと勘違いしていた私は、前半試験を結構早く終わらせて、じっくり見直しをしていたのですが、時間が余ったので10分前に終了を選んだつもりが、続きの業務課題試験が表示されて非常に慌てました。

•合否は終了時間と同時に、その場で画面に表示されます。心の準備の時間はありません笑

試験を受けてみての感想

Power AppsやPower Automateなどの開発を一通り作成したことがあれば、難しい内容ではないと思っていましたが、資格にチャレンジしてみて良かった事は、曖昧だった知識がハッキリしたり、新しい学びがあったことです。

長文になりましたが、読んでいただいて、ありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。

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