開発会社が直面する技術の進化!ローコード・ノーコードの大きな流れ。

4716327_m.jpg 今回は、大きな流れになってる、ローコード・ノーコードソリューションについて、経営者目線で書きたいと思います。

私のローコード・ノーコードソリューションの歴史

Claris-FileMaker.png■クラリス ファイルメーカー
https://www.claris.com/ja/filemaker/

ローコード・ノーコードソリューションの出現は、個人的にかれこれ20年以上前からあった認識はあります。
私の初めてのローコードソリューションは、新卒入社した会社でMacで使った「ファイルメーカー」でした。カード型と呼ばれるデータベースで、クライアントアプリからサーバーへ接続して顧客名簿などを開いて業務をしていました。
当時のファイルメーカーは、Power Appsのようにキャンバス上にUIを選び、そこに取得するデータを関連付けるようなノーコードに近いものでしたが、初めて触った私にもカスタマイズができ、業務改善が行えた驚きを今も覚えています。

あれから20年が過ぎて

そこからインターネットが世の中に普及して行ったのですが、情報を多く得ることが出来るようになってから、大衆の商品やサービスの消費が加速しました。同時に提供する企業側にも求められる業務スピードも加速していきますが、人材不足や求められるITリテラシーの向上で、デジタルトランスフォーメーションへ課題は大きく山積みのままです。

技術の進化で開発スピードも加速。

Azure.png ■Microsoft Azure https://azure.microsoft.com/ja-jp/

この大きな流れの中で、一般社員が市民開発者へのデビューとなるわけですが、開発会社の我々にも同様に「難しいことが簡単になる」パラダイム・シフトが起っています。

プログラム

C#で言えば.NetFrameworkはライブラリとしての集合体で、その完成済みの部品を利用することで開発を容易にしていますが、昨今は更にオープンソースの活用により言語の枠を超えて加速したイメージがあります。
Azureなどのクラウドサービスは、今まで時間のかかっていたインフラ構築を簡単に高速化してみせましたし、わかりやすいAI関連のサービスも、AIの深い知識がなくとも優秀なエンジニアが使いやすくAPIを準備して開発を加速しています。

デザイン

HTMLをUIベースで作成するツールなどがありましたが、いまではCMSからの流れでブラウザベースでデザインを行うと、コードを意識しなくてもウェブサイトが構築できてしまうサービス等も始まっていて、さらにレンタルサーバーなどのインフラもセットで用意されているので、もはやサイトを立ち上げることも全く複雑さはありません。SSLですら導入できてしまうのです。

STUDIO-ノーコードでWebサイトを作成.png ■ノーコードでWebサイトを作成「Stduio」
https://studio.design/ja
■「Wix」
https://ja.wix.com/

まとめ

私達がが思う以上のスピードで、コンピューターの進化が加速しています。
今後、開発会社もスピードやコストが求められる開発と、本当に難しい技術を利用した開発と、両極化していくと個人的には予想しています。
更にその先には、AIが人間の仕事を奪うと、少し前に話題に上がりましたが、アプリケーション開発は話すだけでシステムが出来上がるようなものになるでしょう。
その頃、私は働いているかわかりませんが、先を見据えて開発ではなくサービスを考えていくようなビジネスに取り変わって行かなければなりませんね。

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